マタニティフォトは誰の為?

マタニティフォトを撮る女性は

エコーとお腹の写真

新婚さんなら誰しも憧れるマタニティフォトですが、一体誰の為にこの記念写真を撮影しようと考えるのが一般的なのでしょうか。 最初に思い当たるのは自分のため、今の幸せ絶頂の姿を永遠にアルバムに残しておきたい、生まれてくる赤ちゃんとの最初のツーショット写真はこれが最高だと思って旦那さんと相談して写真スタジオに「マタニティフォトの撮影をしたいのですが」と問い合わせる姿になるかもしれません。 これなら将来アルバムを開いて新婚当時の新鮮で初々しい自分の姿を思い出すのにも大いに役立ちますし、とても良い夫婦の記念にもなるのは間違いありません。 ですがそれよりもお腹の中にいる赤ん坊、これから誕生してくる赤ちゃんのためにと撮影をする女性の方が多いようにも感じられます。 数ヶ月後には姿を見ることになる我が子へのプレゼントとして、誕生前のお腹の中で丸まっている姿の写真を撮影しようという愛情表現こそがマタニティフォトなのです。 その写真を将来大きくなったお子さんが見れば、「自分はなんて愛されながらこの世に生を受けたのだろう」「こんな素晴らしい写真を残してくれていたなんて自分のママはやっぱり世界一可愛い女性だな」「大きなこのお腹の中には私が入ってたのか、なんとまあ不思議な気持ちになるな。今の私ではとても入れそうもないや」と愛情を感じて涙を流して感謝すること請け合いです。 親と子の絆を深めてくれるでしょうし、自分の為よりも子供のためにと考えている女性(母親)が多いのも納得できる話です。 子育てに疲れてしまった時、教育方針で悩んでしまった時に一緒にその写真を居間で見ることで解決することだって期待できます。 自分ひとりでアルバムの写真を見返すよりもきっと効果は大きいでしょう。 自分や子供の為ではなくとも、奥さんはあまり乗り気でなかったとしても旦那さんのリクエストが熱烈なので仕方なく撮影に応じる夫婦もあります。 愛するお嫁さんの初めての出産前に、最初の子供の記念にどうしてもお願いしたいと頭を下げられて渋々了承した、という話もありますが、これは子供好きの男性にとって当たり前の要求だと理解してあげましょう。 恐らく我が子が誕生してからも毎日のように成長記録と称して赤ん坊の寝顔を撮影する父親にはありがちなことで、その第一歩としてお腹の中で出産されるのをじっと待っている赤ちゃんの撮影、つまりマタニティフォトを欲するのです。 ですがその時は奥さんもあまり気が進まないまま撮影に応じたとしても、完成した写真を見て「素敵、撮って良かった!」と感激するパターンが多く、熱心に勧めてくれた旦那に感謝の気持ちが一杯で涙が零れそうになった、との話も聞きます。 それどころか実際に感動で涙を流してしまう方もおり、そんな夫婦の場合二人目の赤ちゃんを身篭った時は今度は奥さんの方が率先して写真スタジオにいつ予約をするか計画を練り始める、逆転現象も起こるようです。 撮影後に「やっぱりやめておけばよかった、なんとしてもお断りするべきだった」と後悔する女性はほとんどいないようですし、結果として夫婦揃って幸せな気分になれる、ハッピーエンドの結末が多数のようですので、もし旦那さんが是非にと撮影を希望するのなら騙されたと思って素直に従ってみましょう。 不安ならば写真スタジオでサンプルを何枚か見せてもらえばこれから自分達が手にすることになる写真がどのようなものか想像できますので、正式に申し込む前にふたりで閲覧させてもらうと不安感が消えるかもしれません。 また産まれてくる赤ちゃんのためにと考えてでもなく、夫婦どちらかの案でもなく、それ以外の身内や学生時代の親しい友人、あまり仲良しではない顔見知りの人の勧めでマタニティフォトを撮影する流れになるケースもあります。 この場合は恐らく経験者が「私も過去に何度かやってみたけど最高だったから一度あなたもやってみなさいよ」と勧めるパターンでしょうから、実行するかしないかはともかく体験談を聞かせてもらい、あとは夫婦で相談して決めましょう。