撮影の流れ

流れが分かればリラックスしやすいです

お腹に話しかける夫婦

マタニティフォトの経験豊かな人材は、プロのモデルでない被写体に限って言えば豊富とはとても言えないのではないでしょうか。 「成人してから毎年欠かさずやっているよ、今度で18回目になるかしら。20回目は盛大に行うつもりだし大胆にヌードでやっちゃおうかと旦那様と相談中なの」「8年前に雑誌の特集を見てやり始めてからはこの撮影会が楽しみで仕方がないので、お腹の大きな妊婦になれるよう毎日頑張っているのよ」と恒例行事のようにしているご夫婦は世界中を探してもおらず、今回が初めての方や2回目だという女性の方が大多数なのではと思われます。
ですのでどんな感じに撮影を進めていくのか、写真スタジオの雰囲気について詳しく理解出来ている妊婦さんは実はあまりいらっしゃいません。 これから何が起こるのか不安な気持ちを胸に抱きながらドキドキしてカメラの前で、ナチュラルなポーズをとったり神秘的なポーズをしたりセクシーな裸体をひけらかすのですが、その緊張感も写真のスパイスには良いものなのです。
ですが何一つ知らされないまま写真スタジオに連れて行かれても人によっては精神的に不安定になり、緊張で吐きそうになるかもしれませんし頻尿になるかもしれません。 なのでいくらかの知識はあったほうがいいかもしれませんので、ここで簡単に撮影までの流れを大まかですが解説していきます。
まずは写真スタジオ選びから始めますがその時期については多少早くてもいいので、妊娠したことが発覚したらいくつかのスタジオを見学して回りましょう。 逆にギリギリになってから自分の行動範囲の距離とはいえ動き回って探し出すと大切な身体に負担をかけてしまうので、予約はまだ先になるとしてもどこの写真スタジオでマタニティフォトをお願いするかは決めておくといいでしょう。
スタジオ見学では雰囲気は良さそうか、スタッフの対応は親切か、今までにどのような実績があるかサンプルを拝見させてもらい自分なりの評価を下します。 ここなら信頼できる、任せられると思えたら近々予約する旨伝え、あるいはそのまま予約をしてしまいましょう。 当日に備えて何度か打ち合わせが行われるでしょうが、そこでは自分達が望むイメージや衣装、それに不可欠な小道具について細部まで協議します。 大事なのはそれまでに要望をしっかりとまとめておくことでしょうか。
こちらの注文によって料金プランが変動することもあるので、必要になる費用とも相談しながら納得のいくまで何度でも打ち合わせを繰り返します。 それが完了したらいよいよ撮影日を待つだけです。
どんな衣装を身にまといどんなポーズでどんな背景であなただけのマタニティフォトを撮影するかはもう決定しているので、当日は照れたり恥ずかしがらず一流モデルになったつもりでカメラの前で堂々と振舞いましょう。
写真が出来上がったら夫婦で仕上がり具合をチェックして、修正したい箇所があったらスタッフにそのことを伝達します。 この過程はとても楽しいでしょうがまだ悦に浸って写真を眺めるには早すぎます。 よりよいマタニティフォトのためにも顔がにやけるのを我慢して、修正すべき点がないかを調べる作業を終わらせなければないません。
それが済んでようやく作品としてのマタニティフォトの受け取りです。 これはプリントアウトしてアルバムに収納できる形状になっているものだけでなく、デジタルデータとしてCDに焼かれている画像データも含まれます。 それを年賀状に使用したり、暑中見舞いのお葉書に掲載するなど使い道は様々です。
自分のパソコンのデスクトップの画面に使うナルシストさんもいれば、知人に添付したメールを一斉送信する人もいるでしょう。 せっかくだからポスターも制作しよう、パズルも、名刺も、と何にでも使いたくなるほど嬉しいものですが、やりすぎには気をつけてくださいね。